Excelでは、名前や住所、商品コードなど、複数の情報を結合したり分割したりする場面がよくあります。
この記事では、初心者でも使いやすい文字列操作の基本関数を紹介します。
1. 「&」で文字列を結合する
たとえば、「姓」と「名」が別々のセルにあるとき、1つにまとめたいことがあります。
例:
A列(姓) | B列(名) |
---|---|
山田 | 太郎 |
この場合、C列で以下のように入力します:
=A1 & B1
結果 → 山田太郎
スペースを入れる場合:
=A1 & " " & B1
結果 → 山田 太郎
2. LEFT・RIGHT・MID関数で文字列を抜き出す
特定の文字数だけを取り出したいときに使います。
■ LEFT関数(左から取り出す)
=LEFT(A1, 3)
→ A1の文字列の左から3文字を取り出します。
■ RIGHT関数(右から取り出す)
=RIGHT(A1, 4)
→ 右から4文字を取得。
■ MID関数(途中から指定の文字数を取り出す)
=MID(A1, 2, 3)
→ A1の2文字目から3文字分取り出します。
3. TEXT関数で見た目を整える
数値や日付を文字列として結合する場合、見やすい形に整えるには TEXT
関数を使います。
例:日付と名前を結合する
="提出日:" & TEXT(A1, "yyyy年m月d日")
A列 |
---|
2025/7/25 |
→ 提出日:2025年7月25日
まとめ
操作 | 関数・記号 | 用途例 |
---|---|---|
結合 | & | 名前の結合、文字列連結 |
左から抽出 | LEFT | 郵便番号の前3桁など |
右から抽出 | RIGHT | 電話番号の下4桁など |
中央から抽出 | MID | 商品コードの一部抽出など |
書式変換 | TEXT | 日付・数値の整形 |