Excelの作業で最もよく使う機能の一つが「コピー」と「貼り付け」です。
ただのコピペでも、使いこなせば作業効率はぐっと上がります。
今回は、基本操作から便利な応用テクニックまでを紹介します。
1. コピーと貼り付けの基本操作
コピーの方法
- ショートカットキー:
Ctrl + C
(MacはCommand + C
) - 右クリック: コピーを選択
- リボン: ホームタブ → コピーボタン
貼り付けの方法
- ショートカットキー:
Ctrl + V
(MacはCommand + V
) - 右クリック: 貼り付けを選択
- リボン: ホームタブ → 貼り付けボタン
2. よくあるミスとその対処法
□ 貼り付けたら書式が崩れた!
→ 解決策:値のみ貼り付け
- 「右クリック → 貼り付けオプション → 値」
- または「Ctrl + Alt + V → V → Enter」
□ 数式をコピーしたらおかしな計算に?
→ Excelは相対参照でコピーします。
- 固定したい場合は、コピー元のセルの数式を
$
マークを使って絶対参照にする(例:$A$1
)
3. 知っておくと便利な貼り付けオプション
Excelの「貼り付けのオプション」には実はたくさんの種類があります。
代表的なものを紹介します。
オプション | 内容 |
---|---|
値の貼り付け | 計算結果のみを貼り付け |
書式の貼り付け | セルの色やフォントなどの見た目だけを貼り付け |
数式の貼り付け | 数式だけをコピー(参照セルもコピーされる) |
列幅の貼り付け | 同じ列幅で貼り付けられる |
💡ヒント:貼り付けのオプションは「Ctrl + Alt + V」で一覧表示できます!
4. 「コピーしながら自動調整」技3選
□ オートフィルでコピー
- セルの右下にカーソルを合わせ、+マークが出たらドラッグ!
- 数字や日付、曜日なども自動で増やせます。
□ Ctrlを使った上書き防止コピー
- Ctrlを押しながらセルをドラッグするとコピーされます(元のセルはそのまま)
□ セルの選択状態を保持したまま他の作業
- コピーしたあと、Escキーを押せば、コピーの枠が消え、誤操作を防げます。
まとめ
コピーと貼り付けは、正しく使えば、「入力の手間を減らす」「データを整える」「トラブルを防ぐ」といった強力なツールになります。
まずは基本操作をマスターし、少しずつ便利機能も取り入れてみましょう!