Excelで計算をしていると、小数点以下の数値が出てしまうことがあります。
そんなときに便利なのが ROUND関数 です。
今回は、ROUND関数の基本的な使い方と、よく一緒に使われる ROUNDUP・ROUNDDOWN 関数について紹介します。
1. ROUND関数とは?
ROUND関数は、数値を「指定した桁数」に丸める(四捨五入)ための関数です。
書式は次の通りです。
=ROUND(数値, 桁数)
- 数値 … 丸めたい数値や計算式を指定します
- 桁数 … どの位まで丸めるかを指定します
2. ROUND関数の例
小数点第2位まで表示したい場合
=ROUND(123.456, 2)
→ 結果:123.46
(小数点第2位に丸められます)
整数にしたい場合
=ROUND(123.456, 0)
→ 結果:123
(桁数を「0」にすると、小数点以下を四捨五入して整数になります)
10の位で丸めたい場合
=ROUND(123.456, -1)
→ 結果:120
(「-1」と指定すると、10の位で四捨五入されます)
3. ROUNDUP・ROUNDDOWNとの違い
ROUND関数は「四捨五入」ですが、他にも丸め方を指定できる関数があります。
- ROUNDUP … 常に切り上げ
- ROUNDDOWN … 常に切り捨て
例えば次のように使います。
=ROUNDUP(123.456, 2) → 123.46
=ROUNDDOWN(123.456, 2) → 123.45
「切り上げたい」「切り捨てたい」という場合はこちらを使うと便利です。
4. まとめ
- ROUND関数 は「四捨五入」で数値を丸める
- 桁数 に「0」「2」「-1」などを指定すると、丸める位置をコントロールできる
- 「切り上げ」や「切り捨て」は ROUNDUP・ROUNDDOWN を使う
小数が多い計算結果も、これらの関数を使えばスッキリ整理できます。